私のジュニア競泳選手サポート、既に全国大会出場していた人は少ないです。小学生でジュニアオリンピック決勝に残っていても中学・高校生で出場出来なくなった選手も多数います。その選手たちに一環してやっていたのは意識改革。食事を含めた考え方を棚卸しすることから始めます。
競泳ジュニア選手にとって、7月末は全国大会の枠が決まる時期ですね。
東京都でもジュニアオリンピックの予選が終了しました。
全国大会を目指していて、残念ながら達成しなかった選手もたくさんいると思います。
水泳ニッポン・中期計画2017-2024(2021進捗状況)によると競技者登録数は
【2012年度】
・小学生 51303名
・中学生 47192名
・高校生 35707名
・大学生 9725名
【2013年度】
・小学生 52734名
・中学生 49603名
・高校生 36342名
・大学生 9810名
【2014年度】
・小学生 52902名
・中学生 54143名
・高校生 38183名
・大学生 10198名
【2015年度】
・小学生 54817名
・中学生 54277名
・高校生 38821名
・大学生 10711名
でした。現在、2015年から8年経ちコロナ禍もありましたが、各カテゴリーで10000人以上の現象はないでしょう。これだけの登録者数がいても全国大会に出場出来るのは、ほんの一握り。
各都道府県における競泳インターハイ出場率の変化 ー2010年度と2015年度の比較ー(
水泳水中運動科学 / 21 巻 (2018) 1 号)によると、2015年度高等学校体育連盟(高体連)登録者数(競泳)は21449名、インターハイ出場者数(競泳)は523名でした。
2015年インターハイ出場者数は高校生の高体連登録者数の約2.4%
でしかありません。それだけ全国大会に出場するのは当たり前ではないということです。
私のサポート選手の結果を見ると、全国大会出場者情報があるので、出場出来ない、ベストが出ないと嘆く方もいるかもしれません。
ですが、私に相談される時
・ベストが全然出ていない
・全国大会に一度も出場していない
・10歳以下や11~12歳ではジュニアオリンピックで決勝にいたのに、中・高で標準記録が切れなくなった
という選手がほとんどです。
周りからみたらキラキラする状態でサポートを始めることは0%に近いです。
だからこそ、今の時期を大切出来る選手には可能性があると考えています。
2016年~2021年まで【アスレシピ:アスリートのためのスポーツ栄養・食育サイト】【日刊スポーツ新聞】へ公認スポーツ栄養士 松田幸子が提供したジュニア競泳選手・部活弁当のコラム・レシピからシーズンやスケジュールにあわせた内容を追記してご紹介しています。
このレシピは全国大会に出場できなくて気落ちして食生活が乱れたとき、食事を整えるため、補食として利用できると考えています。
気落ちして食事量が減った、乱れた状態で練習をしても、強い選手にはなれません。
トップジュニア選手は毎日必ず行う行動を大切にします。それが食事です。
意識を変えていくことで、いろいろな面でポジティブの歯車が回りやすくなるかもしれませんよ。